宮城県仙台市宮城野区蒲生地区には、春に美しい花を咲かせる桜の木があり、地元の方々にとっては春を知らせる桜として親しまれていました。
しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波による被害を受けてしまい、二度と花を咲かせる事ははないだろうと思ってはいましたが、手つかずのままだった瓦礫に埋もれながらも美しい花々を咲かせてくれました。
東北地方の沿岸部各所で、居住する家屋と尊い人命が津波によって奪われてしまいましたが、最後の力を振り絞って花を咲かせる姿を見せて、人々に勇気や希望を与えていたのかもしれません。
この桜は2012年に花を咲かせる事もなく、全ての木が壊死してしまい一生を終えてしまいました。現在は居住禁止区域となり、土地の再整備のために伐採されています。
動画のURL
https://youtu.be/QwtrpHyYC9s
撮影場所 | 〒983-0002 宮城県仙台市宮城野区蒲生1丁目 |
撮影日時 | 2011年4月20日 |
撮影機材 | Canon EOS kiss X4 |
撮影者 | Japan videography |