旅客機の機体先端にはカバーのような物が付けられているのをよく見かけると思いますが、この中には前方の雲の有無を探知する「気象レーダー」をはじめ、幾つかのアンテナが装備されています。
これをノーズレドームやレドームなどと呼びますが、空力を考えて尖ったような形状にしているだけではなく、先端に取り付く都合上強度も必要となる事に加え、塗装を施しても確実に電波を透過できるように作られています。
この部品の強度を高めてもバードストライクや落雷などによって破損する事も稀にあり、レドームを交換した後に整備の時間が確保されるまで塗装違いのレドームが取り付けられる事もあるそうです。
在庫がある場合は当該機種と同じボーイング767用のレドームが取り付けられますが、この機種の場合は共通部品となっているボーイング777用のレドームが取り付けられています。
そのため、塗装が一段ずれている部品が付けられているなんて事もごく稀にあります。
動画のURL
https://youtu.be/VFkYV32lXn4
撮影場所 | 〒981-1201 宮城県名取市 仙台空港27END付近 |
航空会社 | 全日本空輸/All Nippon Airways(NH/ANA) |
航空機 | ボーイング767-300/Boeing 767-300(B767-381) |
機体登録記号 | JA8291 |
撮影機材 | Canon ivis HF-G10 |
音声収録 | Audio Technica AT9943 |
撮影者 | Japan videography |