成田国際空港から離陸するヴァージン・アトランティック航空のエアバスA340-300、機体記号G-VAIRです。4基のジェットエンジンを搭載した大型旅客機が滑走路を加速し、力強く上昇していく迫力ある離陸シーンをお楽しみください。
G-VAIRの正式な型式はAirbus A340-313X、製造番号は164。1997年4月にヴァージン・アトランティック航空へ引き渡され、「Maiden Tokyo(メイデン・トーキョー)」の愛称で運航されました。同社では英国籍の機体に「G-V」で始まる登録記号を採用し、それぞれの航空機に個性的な名前を付けていました。
エアバスA340は、双発のA330と同時に開発された中長距離向けワイドボディ旅客機です。両機は胴体や主翼、尾翼など多くの設計を共有していますが、A330がターボファンエンジンを2基搭載するのに対し、A340は4基を装備。A340-300にはCFMインターナショナル製CFM56-5Cエンジンが採用され、全長約63.7メートル、翼幅約60.3メートルという優雅な機体と、細身の4発エンジンが生み出す独特のシルエットが特徴です。
双発機はかつて、緊急着陸が可能な空港から一定時間以上離れる経路を飛行する場合、ETOPSの承認による制約を受けていました。一方、4発機のA340は当時の双発機向けETOPSに左右されにくく、大洋や極地を通過する長距離路線を柔軟に設定できることが大きな利点でした。ただし、エンジンの信頼性向上とETOPS承認時間の拡大により、ボーイング777やエアバスA330などの双発機でも多くの洋上ルートを効率よく運航できるようになります。その結果、燃料消費や整備費で不利な4発機の優位性は薄れ、A340は次第に新世代の双発旅客機へ置き換えられていきました。
ヴァージン・アトランティック航空は2015年にA340-300の運航を終了しており、成田空港で見られた赤い尾翼と4発エンジンの組み合わせは、現在では貴重な航空映像となっています。往年の長距離国際線を支えたA340「Maiden Tokyo」の美しい離陸をご覧ください。
Airport&Runway:成田国際空港/Narita International Airport Japan.(NRT/RJAA) R/W16R
Airline:ヴァージンアトランティック航空/Virgin Atlantic Airways(VS/VIR)
Country:イギリス/England
Aircraft:エアバスA340/Airbus A340-300(A340-313X)
registration:G-VAIR
Video:Canon XA10
Sound:Audio-Technica AT9943






