成田国際空港に着陸する飛行機、スカンジナビア航空(SAS)のエアバスA340-300、機体記号OY-KBCです。4基のエンジンを備えた大型旅客機が、成田空港の滑走路へ着陸する迫力ある姿と、現在では貴重になった4発ジェット旅客機ならではの美しいシルエットをお楽しみください。
エアバスA340は、双発機のA330と共通の胴体や主翼などを採用する姉妹機として共同開発された、中長距離・長距離路線向けのワイドボディ旅客機です。A330が2基のターボファンエンジンを搭載するのに対し、A340は4発機として設計され、当時の双発機に適用されていたETOPSの制約を受けず、代替着陸可能な空港が少ない洋上や極地付近を通る長距離路線でも柔軟なルート設定が可能でした。
ETOPSとは、双発機が緊急着陸に適した空港から一定時間以上離れた経路を飛行するための運航承認です。かつて双発旅客機は、片方のエンジンが停止した場合を想定し、原則として代替空港から60分以内の範囲を飛行することが求められていました。その後、ジェットエンジンの信頼性向上や整備・運航体制の進歩によってETOPSの適用時間が延長され、A330やボーイング777などの双発機も長時間の洋上飛行を行えるようになりました。
これにより、4発機であるA340の大きな利点だった航路設定の自由度は相対的に低下します。さらに、燃料消費量やエンジン4基分の整備費用で双発機が有利になったことから、長距離国際線の主力は次第に高性能な双発機へ移行し、A340の生産プログラムは2011年に終了しました。
映像のOY-KBCは、正式型式がエアバスA340-313X、製造番号MSN 467で、「Freydis Viking(フレイディス・バイキング)」の愛称を持つ機体です。CFMインターナショナル製CFM56-5C4エンジンを4基搭載し、2002年にSASへ導入されました。その後、2020年に運航を終えて解体されているため、本映像はスカンジナビア航空のA340が日本路線で活躍していた時代を伝える貴重な航空映像となっています。
Airport&Runway:成田国際空港/Narita International Airport Japan.(SDJ/RJSS) R/W34L
Airline:スカンジナビア航空/Scandinavian Airlines System(SK/SAS)
Country:スウェーデン/Sweden
Aircraft:エアバスA340/Airbus A340-300(A340-313X)
registration:OY-KBC
Video:Canon XA10(1080p FHD)
Sound:Audio-Technica AT9943






